Glocal Kが注目した九州のニュースをお伝えします

九州のWEBメディア

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 九州をもっとワクワクさせるようなコンテンツが誕生しました。株式会社ドーガン(福岡)がローカル発Webメディア “Qualities”(クオリティーズ)を6月9日に創刊しました。

https://qualities.jp/

 編集長には博報堂ケトルの日野 昌暢さんが就任します。九州のいいヒト、いいコト、いいシゴトをテーマに、地域でローカルだからこそ、ローカルなのに、素晴らしい取り組みをされている方々を”外から目線”で取材することで、ヒト/コト/シゴトを九州に呼び込むためのメディアだということです。

 いま、「九州」をひとつのアイランドと捉えてひとつの枠組みで情報を共有しようという動きが加速しています。これまでのウェブメディアは九州各県それぞれでの取り組みはありましたが、九州のくくりのメディアはほとんど知りません。なぜでしょうか?司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で、幕長戦争が終わったあと坂本竜馬が、訪ねてきた肥前大村藩の渡辺昇に語る場面があります。

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「渡辺君、九州諸藩連合をやろう」
「へっ、へっ」
渡辺昇は竜馬の法螺を笑い出した。
「渡辺君、何という笑いかただ」
竜馬も、われながらおかしくなったらしく、笑い出した。
「どだい、むりですたい、九州諸藩連合などは。九州の諸藩は権現さま(家康)いらい仲が悪かちゅうのが通り相場じゃ」
……(中略)……
徳川幕府はその設立当時、九州をどうおさめるかということに頭をしぼった。なにしろ九州は日本史上、火薬庫のようなところだ。
……(中略)……
家康にとっても、頭痛のたねだった。とくに関ヶ原の敗者の薩摩島津家が、何をしでかすかわからない。このため、大名の配置にも最新の注意をし、互いに牽制させ、憎悪させるようにしむけた。それが伝統になって、諸藩ことごとく相反目しあっている。

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このシーンひとつ読むだけでも、「九州はひとつ」と言うのは簡単でも実行に移すのは難しいというのが皆さんには想像できると思います。ただ、九州をひとつの島と捉えれば、コロナ禍で他のエリアが厳しい状況でも九州がひとつにまとまれば経済的に自走できると思いませんか?近隣の県の患者数のゼロが続くのであれば、経済的に県境を封鎖する意味はほとんどないと思います。いまこそ、九州をひとつの単位と捉えた経済圏、観光などの世界観をつくっていくことが求められていると思います。

 Glocal Kは「クリエイティブの民主化」を掲げ、九州ローカルが情報発信で自走していくためのサポートに力を入れていきます。首都圏でも九州に熱い思いを持っている人がいますし、そういうクリエイターとローカルをつなぐシェアリングサービスにも力を入れていきます。そういう意味でも、首都圏から九州にベクトルを向けるメディアが誕生したことはとても素晴らしいことだと思っています。どんなヒト、コト、仕事が紹介されていくのか、注目ですね!

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持留英樹 代表取締役/コミュニケーションプロデューサー

持留英樹 - 九州にもっと、ワクワクを。
デジタル大変革の時代、ストーリー溢れる九州にはチャンスしか転がっていません。元報道編集長は確信する。

福岡県宗像市出身。「東京と福岡を中央と地方の垂直関係ではなく、ニューヨークとロスのような、文化が違って認め合える水平の関係に変えたい」と訴え2000年にKBC九州朝日放送入社。報道部に配属されANN北京特派員、編集長、報道番組プロデューサーなど歴任。ドキュメンタリー番組でギャラクシー賞入賞2回。すべてがデジタルでつながる時代は「県単位の放送エリア」に縛られない全国・海外を意識した情報発信や課題解決型のプロジェクトが重要になると考え、Glocal Kを立ち上げる。「大変革の時代には、九州にはチャンスしか転がっていない」が持論。

持留英樹 - 九州にもっと、ワクワクを。